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今日のエッセイ 第33回東海道シンポジウムin掛川宿日坂宿大会 振り返り②

「第33回東海道シンポジウムin掛川宿日坂宿大会」の振り返りシリーズです。

そもそも、この大会はスタートがちょっとややこしかった。だいたいの場合、NPOの理事会から「来年やってね」と依頼があるか「来年はぜひうちで」と誘致するかだ。で、今回は前者になる。30回以上も開催しているのに、まだ掛川でやってないってのが、既存のメンバーからしたら違和感があったらしくて。いい加減にやりたいよね。という空気にはなっていたみたい。

そこに、ぼくが飛び込んじゃった。いや。別にそんなつもりはない。前々回の庄野宿石薬師宿大会のときに、同級生から「一緒に行こうよ」って誘われたのね。鞠子宿の芝山くん。彼とは、どこかで一緒に事業で絡んでみたいと思っていたところだったから、とりあえず参加することにした。この大会が一体どんなもので、何のためにやっているのかは「全くわからない」まま。
当然、NPOにも所属していないから、鞠子宿の人間として参加。

行ってみても、大会そのものはそんなに楽しんだ記憶はない。申し訳ないけれどね。それは、ぼくが主旨もなにも理解していなかったからというのもある。懇親会のときに、やっと柴山くんから「誘った理由」や「実現したいこと」を聞いて、それから色んな人を紹介してもらって。面白い人たちだなと思ったのよ。
自分が主導してでもやりたい。と思うことはなかった。だけれども、思いには大いに共感したし、彼らのために協力させて欲しいと思った。
だから、誘われるままにNPO法人の会員になることにしたんだ。

と、そしたらさ。「武藤くんがいるんだったら、掛川大会やってよ」ときたのだ。今までは、掛川宿に会員が居なかったんだ。だから、実施しようとすると現地不在でやることになっちゃうんだ。市役所や観光協会にまるっとお願いすることも出来るのだけれど、理念との食い違いが起きやすいことを知っていたから、ちゃんとやりたかったみたい。で、「県内の宿駅から協力するから」ということで、理事の一人である柴山くんからの依頼を承諾して、その後に現理事長の堀江さんからも連絡をもらったわけだ。

え?普通でしょ。だよね。だけど、実はこの時点ですでに副理事長から掛川市役所に対して開催依頼がなされていたのだよ。とうのも、今大会から理事長が交代していて、前理事長から副理事長への調整依頼がそのまま生きていることに気がつかず。ということのようだ。もちろん、すぐに気がついて連絡くれたんだけどね。
だから、ぼくたちが動き出す前の段階で、すでに市役所のみなさんが会場の手配もしてくれていたし、日程調整も講師の依頼もしてくれていたのだ。

見方を変えると、市役所に対して正式オーダーが通っていて、市の事業としてどうにかやろうとしていたところに、民間からぼくが名乗り出て「やる」って言った。ということにもなるかな。どのみち、まだ企画は初期段階だったので、もう一緒にやったらいいよねってことになった。それが、今年の初めころかな。市役所の誰に主管があって、相談に行ったら良いのかを聞きだして初回の打ち合わせを行なった。
ぼくの目線から見ると、仲間と協力組織を獲得したところからスタートできたのだ。ひょんなことから、ラッキーなスタートになったなあ。

今日も読んでくれてありがとうございます。やっぱ、理念とか情熱を理解している人が主管を担うって大事だよね。いろいろと過去の事例も聞かせてもらったのだけれど、そう思うよ。この芯が通っていれば、開催形式がどうあれ良いものになるもの。

  • この記事を書いた人

武藤太郎

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