メソポタミアのシュメール人が古代ビールを発明してからどうなったか。そう、ビールとワインの話をしましょう。人類はどうも「お酒を飲むために」文化を発展させてきた側面もあるようだから、世界を俯瞰してみるのも面白いかもよ。 実は…
昨日までは、世界のお酒の発明から日本での酒文化が一般化するところまでを書いてきました。このあとの時代から現代に至るまでの「お酒と料理と社会」の関わりが面白いんだけど、その前に世界の話をしようと思います。 お酒において、メ…
14世紀といえば、1338年に足利尊氏が征夷大将軍になり室町幕府が成立した時代、室町時代です。この頃から、商品経済の発展によって「造り酒屋の酒」が流通をするようになる。それまでは、自分たちが飲むためだったのが販売をするよ…
お酒と宗教の話は、まあ余談程度のものでして。さて本題に戻りましょう。日本酒の歴史の続きです。奈良時代で朝廷が「造酒司(さけのつかさ、みきのつかさ)」を作って酒造りを後押しした。そして、次第にお寺でお酒を作るようになって、…
世界中の色んな場所で、独自に生まれた「お酒」。これが、どういうわけか宗教と深い因縁を持つようになるんだよね。それも、互いの影響とは関係なく。ある宗教では儀式に使われるし、一方で飲酒を固く禁じていたり。なぜ酒と宗教がこんな…
西暦700年代は、日本のお酒の歴史では大きな転換期だったんですね。酒造りが国家事業だったというのだから、現代の感覚ではなかなかピンとこない。ここにはお酒と宗教との関わり方だったり、宗教と国政との関わりがわからないと理解し…
前回は日本の古代におけるお酒の話をしてきました。奈良時代に入ると、急に産業として加速していくことになるんだよね。現代に続く酒造りの基礎はこのあたりからになるかな。 奈良時代は天皇家を中心とした国家政府が出来始めた頃だね。…
お酒の歴史を書き始めてまだ古代です。さてさて、いつになったら現代にたどり着くことかしら。と思っている皆さん。ぼくもそう思う。ホント長い。だけど、お酒が人類史にどんな影響力を持っていたかを知ろうと思ったら、生まれ育ちを知っ…
世界最古のお酒は中国という説が有力です。中国南部の賈湖遺跡(かこいせき)で見つかった土器にお酒の成分が見つかっている。時代は紀元前7000年頃。メソポタミア文明より後のようにも見えるけれど、古代史研究ではこちらが最古にな…
お酒の歴史について掘り下げてみようと思います。お酒なくして世界史は語れないというくらいに人類史に影響を与えてた、というと言いすぎかな。だけど、そのくらい影響が大きい存在なんだよね。 人類で最初にお酒を飲んだのは「メソポタ…