過去と未来の境目。実は常に境目にいるのだけれど、それを意識することは少ない。歴史的な転換点は、振り返ってみて気づくことが多くて、リアルタイムで感じることはなかなか難しいものだ。 歴史の勉強をしているときには、既に過去のも…
どうも遠くの方を眺めると、誤差の幅を読み間違える。 「たべものラジオ」のこぼれ話です。 食べもののルーツを求めて歴史をさかのぼっていく。ところどころで、転換点がみつかる。転換点は、誰かが誰かに影響を与えていて、この出来事…
「説明的になっちゃいけない。その一歩手前で留めるんだ」 というようなことを、日本画家の池永康晟(いけながやすなり)さんがおっしゃっていた。 絵画のことは、てんで門外漢である。絵が説明的だとかそうでないとか、なんのことだか…
「たべものラジオ」のこぼれ話です。 結構たくさんの人から、「あんなに喋ってたら疲れるでしょ。大変だね。」と言われる。たしかに、体力は使うのだけれど、そこまでしんどいという感覚がないのだよね。何本分かまとめて収録をしていて…
「たべものラジオ」を通して、食とはなにか、料理とはなにかという根源的な問いを発信している。表面上は、食べもののルーツを歴史的に紹介していくスタイルだ。歴史チャンネルの様相を呈しているので、これをきっかけに歴史に興味を持っ…
「たべものRadio」のこぼれ話です。 さて、そろそろ「世界へ広がるスシ」のシリーズも終盤。もう収録は終わっているんだけどね。 江戸時代になって、もうびっくりするくらい「すし」が変わっちゃった。もともと鮨も鮓も、漢字の意…
大人になってからは開くこともなかった教科書が、今になって大活躍している。もちろん「たべものラジオ」の参考文献としてね。 改めて読んでみると、これはとんでもなく良い本だなと思うのだ。 ところどころで、この解釈はちょっといた…
「たべものラジオ」のこぼれ話です。 今まで、語ったことがなかった「たべものラジオ」の誕生以前の話。 ラジオの本編やインタビューでは、誕生直前の話をしている。ぼくら兄弟を含めた家族が厨房で話をしている時に、食材や料理のルー…
「たべものラジオ」のこぼれ話です。 たべものラジオで意識していることは、ひとつのテーマに絞りつつ「なんでこうなった?」とか「そんなことホントにあり?」という問いを立て続けること。問いを立てるというと大仰かな。「胡椒1gと…
「たべものラジオ」のこぼれ話です。ちょっと前にビールのシリーズが公開された。マジでびっくりするくらい情報量が多くてさ。とてもじゃないけれど、全部を語ることは出来ないなと。 で、そろそろ次のシリーズが始まるのだけれど、今回…