たべものラジオからこぼれた話です。お米のシリーズの中で、胚芽米についてはほとんど触れなかった。だから、ちょっと胚芽米についても紹介してみようかと。そもそも、胚芽米ってなんだ? お米って、籾殻をとると「ぬか」と「胚芽」と「…
「ご飯文化」の近代史について、いろいろと書き出していたら1週間ずっと「米」の話を書くことになっちゃった。意外と知らないことあったんじゃない?給食でご飯が禁止されていたとか。お米を自由に流通させると刑事罰があったとか。(平…
日本が世界に誇る発明品のひとつに「インスタント食品」というのがあります。レトルト食品や、冷凍食品も含めて、あっという間に料理が出来上がるというのは、食の世界に大革命を起こしたと言っても良いんじゃないかな。 今思いつくだけ…
1950年頃からの50年間で、ご飯文化に影響を与えてきたのは「国家としての思惑」があったという話をしてきました。だけど、それだけじゃないんだよね。そうカンタンじゃない。今でも働き方改革って言っているけれど、この時代も「働…
日本の給食が割と長い期間「お米禁止」という状態だったという話をしました。現代の感覚ではびっくりな状況だったんだよね。しかも、その当時子供だった人たちにとってはそれが常識。常識というのは一部の人を除けば「疑わない」という存…
お米の消費量が減るきっかけのひとつに、洋食文化の浸透ということがありました。実はここに「国家としての思惑」が紛れているということをお伝えしたいと思います。 前回までに、昭和37年の一人あたりの年間消費量が118kgだった…
お米の消費量が近年でかなり減ってきているという話をよく聞きます。身の回りでも実感があるんじゃないかな。昭和生まれの人達どうですか?子供の頃はもっとごはん食だったと感じている人も多いかもしれないね。 かつては、食事といえば…
先週のエッセイの中で「お米のための料理」という表現をしたところ、なんだか面白かったらしくて反響がありました。調子に乗って続編を書いてみようかな。 まず、日本人はどのくらいの量のお米を食べているのか見てみよう。平成30年の…
日本料理とか和食とかの言葉の定義がややこしくてかなわない。そんな定義はさておき、長いこと日本に定着してきた食文化のひとつを紐解いてみます。ぼくは、これがホントに興味深い特徴だと思ってるんだけど、誰かに話してもあんまりピン…