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武藤太郎
掛茶料理むとう2代目 ・代表取締役・会席料理人 資格:日本料理、専門調理師・調理技能士・ ふぐ処理者・調理師 食文化キュレーター・武藤家長男
もう2週間以上お酒のことばっかり書いています。もう飽きちゃったかなあ。でも、せっかくだからもうちょっと切りの良いところまでは続けますよ。 さて前回までをまとめると。フランスの第1回パリ万国博覧会で、ナ ...
ワインで最も有名な国といえば、やっぱりフランスですよね。これはもう世界中何処に言っても揺るがないブランド力。最近は国内の消費量が減っているみたいだけど、輸出は相変わらず好調だ。古代ローマではカエサルに ...
ワインってお酒の中でも特殊な立ち位置に行っちゃったんですよね。SWAGって聞いたことあります?投資の世界で使われる言葉なんだけど、シルバー、ワイン、アート、ゴールドってね。金銀アートと同じくらい投資価 ...
いい加減に超古代の話から離れないと叱られそうです。今度はワインの話ね。 ワインに使われたブドウの原産地はコーカサス山脈の麓辺り、現代のジョージア(黒海に面した国。トルコの隣ね)で、ここがワインの発祥の ...
メソポタミアのシュメール人が古代ビールを発明してからどうなったか。そう、ビールとワインの話をしましょう。人類はどうも「お酒を飲むために」文化を発展させてきた側面もあるようだから、世界を俯瞰してみるのも ...
昨日までは、世界のお酒の発明から日本での酒文化が一般化するところまでを書いてきました。このあとの時代から現代に至るまでの「お酒と料理と社会」の関わりが面白いんだけど、その前に世界の話をしようと思います ...
14世紀といえば、1338年に足利尊氏が征夷大将軍になり室町幕府が成立した時代、室町時代です。この頃から、商品経済の発展によって「造り酒屋の酒」が流通をするようになる。それまでは、自分たちが飲むためだ ...
お酒と宗教の話は、まあ余談程度のものでして。さて本題に戻りましょう。日本酒の歴史の続きです。奈良時代で朝廷が「造酒司(さけのつかさ、みきのつかさ)」を作って酒造りを後押しした。そして、次第にお寺でお酒 ...
世界中の色んな場所で、独自に生まれた「お酒」。これが、どういうわけか宗教と深い因縁を持つようになるんだよね。それも、互いの影響とは関係なく。ある宗教では儀式に使われるし、一方で飲酒を固く禁じていたり。 ...
西暦700年代は、日本のお酒の歴史では大きな転換期だったんですね。酒造りが国家事業だったというのだから、現代の感覚ではなかなかピンとこない。ここにはお酒と宗教との関わり方だったり、宗教と国政との関わり ...