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今日のエッセイ コロナ太り?老化?いつまでも若々しくいたい人の食習慣 2021年6月6日

2021年6月6日

このところ、コロナ太りというキーワードがよく聞かれます。皆さんはどうですか?
通勤という日常運動が激減した。食習慣が変化した。など、いろいろ原因があるけれど。そういったものが引き起こしたのは「コロナ太り」だけかな。単純に「老けた」ってことない?

ぼくが「老けた」んだよね。
もちろん年齢を重ねれば老けるのはしょうがないのだけれど「そんなに急に老けることってある?」って思うんだ。ゆっくり老けていくのなら時間経過が原因とは思うけれど、コロナ自粛期間で急に老ける。というのは、何か原因をはっきりしたいな。

見た目年齢の老化は、血管年齢に比例するということが実証されている。血管年齢という言葉は日常であまり使わないけどね。肌年齢と同じ感覚で良いと思う。なんなら、肌年齢は血管年齢と直接の因果関係がると考えて問題ないくらい。

血管年齢が実年齢より高いと、血流が悪くなる。大雑把に言うとそういうこと。
血行が悪くなると肌や髪のトラブルが発生したり、肩こりや腰痛や冷え性などの不調が現れたりする。更に進むと、動脈硬化につながる。
ほら、血液サラサラが大事だよって話は時々聞くでしょ?ホントに大事なことなんだ。ただ、テレビやなんかで流れてくる情報は「血液をサラサラに」ということで、「血管のメンテナンス」の方はあまり語られていないことが多いみたいだよね。中を流れる液体がドロドロだと血行が悪くなるのは当然。だけど、それを流すパイプが詰まっていてもダメよ。ってことね。

ちなみに、血行が悪くなると何がいけないのかって、体の隅々に必要な栄養素を届けられないから。毛細血管がダメだと、肌には届かなくなる。栄養素が届かなくなった肌は、修復がうまく機能しなくなる。こういうのをターンオーバーって言うんだけど、こっちは聞いたことあるよね。
ついでに。毛細血管ってあるよね。体中のあちこちに存在していて、全部つなげると毛細血管だけで地球2周分の長さがあるらしいんだ。ここにも栄養素が届かないでしょ。肌の前に毛細血管が劣化しちゃうのよ。

さあ、ここからが本題ね。じゃあ、何が原因で「血管年齢」が「老化」するのかって話だよ。
食習慣や睡眠、運動不足というものが特に影響すると言われている。

食事においては「糖質」がやり玉に上がるのだけれど、別に「糖質は悪者じゃない」んだよね。「糖質のとりかた」が問題なだけ。糖質くんを悪く言っちゃダメだよ。ぼくらのコントロールの仕方が原因なんだから。「血糖値スパイク」という言葉を聞いたことがあるかな。こいつが血管を老化させるのに活躍しちゃうんだけどさ。一言で言えば「急激に血糖値が上昇すること」なんだ。ゆっくり血糖値が上昇する分には問題ないわけ。だって、食べ物を食べれば血糖値が上がっていくのは当たり前だからね。
急激に血糖値が上がると、体は一所懸命下げようとする。結果的に短時間に乱高下する。そうすると「活性酸素」が発生して、そいつが細胞をボロボロにしちゃう。で、血管もボロボロになって・・・。

そういうことの繰り返しが続くとさ。血管の壁がどんどん分厚くなっていくんだって。骨折した事がある人は聞いたことがあるかもしれないけど、骨折箇所って治った後に太くなるって。あれと同じことが起きるんだって。次に傷つけられた時に大事に至らないように前よりも頑丈にしてくれているんだけど。そのせいで血行が悪くなるってこともある。そもそも毛細血管なんて、めちゃくちゃ細いからね。血管の壁が厚くなったら、血液が流れる部分が狭くなるのは当然だ。

今日も読んでくれてありがとうございます。長くなってしまったので、次回に続きます。どうやって老化を防ぐのか、劣化した血管は復活できるのか、という話です。

  • この記事を書いた人

武藤太郎

掛茶料理むとう2代目 ・代表取締役・会席料理人 資格:日本料理、専門調理師・調理技能士・ ふぐ処理者・調理師 食文化キュレーター・武藤家長男

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