僕は人生そのものをゲームみたいに捉えてるところがありましてね。経験を積んでスキルアップしてミッションをクリアして、それを「主人公を外から見ているプレイヤー」みたいな自分と「主人公」になっている自分と両方に自我があるみたいな感じ。という概念の話は今日は深堀りしません。
今日の話は、ホント一部の人にしか伝わらないんだろうなあ。
ロールプレイングゲームってあるじゃないですか。僕は世代的に「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」をよくやりました。あのゲームの中に「HP」と「MP」ってありますよね。「HP」っていうのはズバリ体力を数値化したもので、キャラクターの「HP」が0になるとキャラクターが活動不能になるんですね。「MP」っていうのは、魔法を使うためのパワーみたいなものです。簡単な魔法を使うとMPを5消費するし、難しいけど強力な魔法は35消費するといったパラメータですね。魔法ってピンとこないですけど、まあゲームの話ですからね。なんですけど、僕はなんとなくこの概念が実生活でも似たようなところがある気がしているんですよ。
体力を消耗してくると回復しようとしますよね。何かを食べても回復はするんだけれど、基本的には「休む」が大切です。もうとにかく動かない。疲労困憊になったらとにかく睡眠を取ることですよ。病気になったら薬を飲んだりしますし。ま、この部分はゲームも現実もそう大差はないです。なにかのアイテム以外には、寝れば「HP」も「MP」も回復する。
でね、現実世界には魔法がないじゃないですか。無いんですけど、MPっぽく感じる部分があると僕は思っているんですよ。
例えば、2時間走るとします。これはもう確実に「HP」がどんどん減っていきます。概念としては完全に「HP」ですよ。今度は2時間講演会でスピーチするとします。そうすると、終わった時になんとなく頭の周りがボーッとした感じになるんですよね。もちろん体力も使っているんですけど、2時間走るのと比べれば「HP」の消費は絶対少ないと思うんです。でも、確実にめちゃくちゃ疲労している。じゃあこれって何だ?という話です。
魔法を使用するには精神力が充実していないとダメなんだという話をハリーポッターという映画で聞きました。これによると精神力のことを数値化したのが「MP」に該当するのかな。でね、消費した「MP」を回復するのはどうしたら良いのかということなのです。もちろん寝れば回復はしますよ。だけど、なんとなく「HP」の回復具合とは違って緩やかにしか回復しないような気がしています。
僕はね。「MP」回復にはリラックスやエンターテイメントが効くんじゃないかと思います。音楽でも良いし、映画を見たり、美味しいご飯を食べたり、旅行に行ったり、絵を鑑賞したり、旅に出たり。そういう様なことです。これは個人差だけれど、行動コストが大きいことのほうが回復力が高いかもしれないと最近思いますね。だから、旅行というものが人間には必要なんだと。
皆さん、手軽に「MP」回復するのに「美味しいご飯を食べる」というのがノミネートされていますよ。心が少し疲れたときも掛茶料理むとうがありますよ。