こんにちは!拓郎です。
昨日は朝から野菜を仕入れに移動移動移動・・・
ちょうど野菜も端境期で、葉物が少ないこと。
タアサイなるものが出ていたので、試しに買ってみました。
よく見るとチンゲンサイに似ている。
調べてみると、チンゲンサイや白菜と同じアブラナ科だそうな。
どうりで似ている訳だ。
アクが少なく、炒め物、煮物、吸い物などなどなんでもいけるそう。
注目すべきはβカロテンの多さ。
体内に入ると、身体の必要な分だけビタミンAに変化し、皮膚や粘膜の保護や、強い抗酸化作用により、免疫力アップ、老化防止になるそうだ。
これは食べなくては。
油と一緒に摂取するとより効果的。
一株150円で売られていたので、もっと買ってくればよかったと今更ながらに思った。
ブロッコリーも出始めたが、まだまだ高い。
気候が急に温かくなったせいか、芽の詰まりが悪い。
試しに買ってきたものの、お店で出せるような代物ではないので、まかない行きかもしれない。
あとは、いつも買いに行く場所は沿岸部で日照と潮風、土質が根菜類に向いていることから、今年も美味しい里芋とさつまいもが確保できた。
お店では主に煮物と蒸し野菜に使うところだけども、さつまいもの値段も下がってきたので、そろそろデザート用に加工してみようかと思う。
仕入れからの帰り道、不意に電話が鳴った。
知らない電話番号。
出てみると、なんと幼稚園、小学校、中学校と共にした旧友ではないか!
電話番号を変えたそうな。
拓「久しぶり!どうしたよ?」
と聞いてみると、
旧友T「実は今日、親父の還暦で・・・。夜実家でご飯食べて済ませようかと思ってたんだけど、ちゃんとお祝いしたいなと思って。で、急で申し訳ないんだけど、今日の夜、お願いできる?」
と。
拓「3人ね。大丈夫だよ!」
そんなこんなで、お店に戻るなり、父と料理の相談。
拓「1人◯千円の予算なんだけど・・」
父「お祝いだし、福=ふぐ だから、てっさとてっちり出してあげれば?」
と。
天然とらふぐがちょうど入っていたので、お祝いといえば鯛、のところをふぐに変更。
前菜担当の兄「お祝いだから、呑むんだよね?呑む前提でおつまみ風にしちゃったけど。」
拓「呑むってよ。良いと思います!」
友人T君は、あん肝の酢味噌かけ(写真黄色皿)、とても気に入ってました。
美味しいよね、あん肝。自分もあん肝、好きだもの。笑
父がてっさを引き、
兄が前菜を作り、
自分は揚げ物とデザートを。
友人家族は3人だったので、来店してからはひたすら1人で作ってお話して作っての繰り返し。笑
てっさの大皿もいつもより多め。
還暦のお父さんも、開運吟醸を気に入ったそうで、立て続けに開運開運(日本酒)。
友人Tは、自家製の梅酒という言葉にそそられたらしく、梅酒ロック。
それも、泡盛で付けた9年物の泡盛梅酒。
お料理は、
前菜
↓
ふぐ茶碗蒸し
↓
てっさ(大皿)
↓
てっちり(天然とらふぐ鍋)
↓
桜えびのかき揚げ
(サクッとしていて、香りもいいのでとても喜んでもらえた。)
↓
ふぐ雑炊
↓
デザート
桜えびのかき揚げ、自分で揚げて自分でお客さんに出すということは普段できないので、
直に感想が聞けてよかった!
サクサク加減と美味しさに驚いて貰えたのと、友人家族に振る舞えたことがとても嬉しかった。
なにせ、タワー型にして、サクサク。箸で触ると簡単に崩れる硬さで、
桜えびの香りも甘みも失わずにパリッと揚げられて、なおかつ毎回安定した品質にするまでまるまる1年かかりましたから。
桜えびの大きさや水分量によっても天ぷら衣の割合が違うので結構な難易度でした・・・。
T君のお父さんは、鍋の時点で
「そろそろお腹いっぱいだな・・・」
なんて言ってましたが、
「ふぐ鍋の醍醐味は雑炊でしょう!」
と、ここぞとばかりに通常ご飯量の1.5倍で鍋に作りました。
(写真撮ってる余裕がなかった←ので替りにてっちりの盛り合わせの写真だけ)
遠州の天然とらふぐって、とても香りが良くて、甘みと旨味が強いんですよね。
さっき言ってた「お腹いっぱい」はどこへやら。
一口食べて、
「これは美味い!これならいける!」
と、普段こんなにテンションの高い友人T君のお父さんを見たことがあるだろうか、
というハイペースで、ご飯1粒残さず完食。
デザートも、試行錯誤してきた、地元製餡所の白餡と掛川茶で作った羊羹を気に入っていただけたようで。
夜、T君からLINEが入り、
『今日はありがとう!両親の節目をちゃんと祝ったのは初めてだったんだけど、親も喜んでくれたでよかった。』
と。
また来てねーと。
今は東京に居るそうなので、今度訪ねに行こうかな。
顔が大きいからとか言ってふざけて撮影。遠近法で更に友人の大きさを際立たせる作戦。
今週も頑張ろうっと。