エッセイみたいなもの

今日のエッセイみたいなもの 2021年1月31日

2021年1月31日

最近、打ち合わせはオンラインというのが通常になってきましたね。きっと1年くらい前までは沢山の人が抵抗感を持っていたと思うんだけれども、今は慣れてきたのかな。もちろん、もっと前からオンラインで打ち合わせや商談をしている人もたくさんいたのだと思います。

そう言えば、オンライン飲み会なんていうものも一時流行りました。いまでも流行っているのかしら。ちょっと遠くにいて、普段会えない人の顔をみて会話が出来るっていうのはちょっと良いかもね。そういう意味では新しい発見だ。

しかし、近くにいて会おうと思えば会えるし、時々食事をともにしていた人ともオンラインでというのは、やっぱり寂しい。しっかり手洗いうがいをして、密にならない空間で、親しい友人とは直接会って食事をするのが楽しいよね。人間のセンサーは想像以上に敏感で、映像や音声だけでは伝わらないものを読み取ったり発信したりしているのだろう。そういうのを感じ取れる距離感が、やっぱり嬉しい。

人と人が会う。そんな単純なことが今はこんなに嬉しいことなんだ。

こんな時だからこそ、嬉しい時間がとってもとっても大事だと思う。旅行に行ったり、コンサートに行ったりという、人生の余剰にある喜びとでも言うのかな。動物として「生きるのに必要最低限」じゃない、余剰の時間。それが僕らに生きる喜びを与えてくれているんじゃないかと、この一年間は再認識する期間でしたね。

僕ら飲食店としては、みんなの嬉しいをもっと増やしたいという気持ちが強いんです。商売上、売上は気になるけれど、それでもキレイゴトのように「もっとみんなの『嬉しい』を増やしたい。」って思います。

掛茶料理むとうは、生活必需品を扱っているお店じゃないよね。お茶とかコーヒーみたいにある種の嗜好品としての料理です。人生の余剰の時間を、食事や食事を通して人と会う時間にあてて「人生を豊かにする」ってことを提供しているんだ。

もっと、手軽に使ってもらえるようにしよう。と思ったので、特別なプランを用意しました。

「プレミアム会員サービス」

なんて、安直なネーミング。

明日、2月1日から先行受付を始めます。

ふぐも、すっぽんも含めていろんな日本料理を手軽に楽しめる。そんなプランを用意しました。

もちろん、感染症対策もばっちり整えて。

みんなの「嬉しい」がもっと増えるといいな。

  • この記事を書いた人

武藤太郎

掛茶料理むとう2代目 ・代表取締役・会席料理人 資格:日本料理、専門調理師・調理技能士・ ふぐ処理者・調理師 食文化キュレーター・武藤家長男

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