エッセイみたいなもの

今日のエッセイ カーボンフリー 2021年2月25日

2021年2月25日

脱炭素という言葉が少しずつ聞かれるようになりました。というのは、最近になって僕の意識がそこに向くようになっただけのことで、ホントは前から言われているはずだよね。

そんなことはさておき、地球温暖化による不都合な状態を防ぐには、Co2削減は避けては通れない問題だということだけは現実だ。

今は、自然環境が吸収できる量よりも発生するCo2のほうが多くて、どんどん空気中のCo2が増えている。そのせいで、毎日いろんな生物が絶滅しているのだ。もしかしたら漁場が移動したりしていて、今までのように取れなくなっているのもその一部かもしれないよ。そんなふうにして誰かが遠くへ行ってしまったり、いなくなってしまったりすることは、僕らにも何かしらの影響がある。

このままCo2の排出と吸収のバランスが崩れていって、ある臨界点を越えてしまうと、もうそこから慌ててCo2を減らしても世界は元に戻れなくなってしまう。だから臨界点に達してしまう前に吸収量と発生量がプラスマイナスゼロの状態にしなくちゃいけない。そのタイムリミットはいまのところ2050年なんだけど、それも今後の状況で変わるかもしれない。早くなるかもしれないし、スゴイ技術ができてもっと先になるかもしれないし。そのあたりは予測がつかないけれど。

Co2削減て聞くとさ、僕はつい車の排気ガスのことを想像してしまっていた。だってね、ゼロエミッションとか言って、ガソリン自動車から電気自動車に移行していこうなんていう話は聞いていたから。だけど、日本のCo2排出量のうち40%以上がエネルギー置換だっていうのを聞いたときは「え、そっちなの?」って感じだった。つまりは発電である。日本は特に火力発電に頼っているから、この比率がとても大きいらしい。これってさ、ガソリン自動車をやめて電気自動車にしても全くCo2が減らないってことにならないのかな。専門家の方々が色々考えてのことなのだろうけれど、まだ僕は勉強不足だ。

そういえば、この新型コロナウィルス感染症のせいで世界中の経済が麻痺しちゃって、副産物的に空気がキレイになったという話を聞いた。外出が減って、向上の稼働も少ないから中国のスモッグがあまり出ていないというようなことだ。聞くところによると、どうも世界中で空気がキレイになっているというらしいのだけど、同時に残念な話も聞いた。

この一年間世界中のみんなで割と我慢して、経済もストップさせてたよね。そのおかげで、たしかにCo2の排出量が前年より下がったのだけれど、それでもマイナス8%なのだそうだ。あれだけ我慢をして、しんどい思いまでしても8%なのか。たしか2035年までには、排出量を半分くらいまで引き下げないと間に合わないんじゃなかったかしら。これはいよいよ大変だぞということが、じわりじわりと身にしみてきた。図らずも、このパンデミックのおかげで「こんなもんじゃないんだぞ」と教えられたかっこうになったわけだ。

僕の身近に迫ってきている感じがひしひしとする。

まだ具体的にどうしようということまで思考が至っていないけれど、まずは知るということが大切だと思います。ということでシェアしました。

今日も読んでくれてありがとうございます。とりあえず、日中の作業を増やして電気の使用量を抑えることにします。

  • この記事を書いた人

武藤太郎

掛茶料理むとう2代目 ・代表取締役・会席料理人 資格:日本料理、専門調理師・調理技能士・ ふぐ処理者・調理師 食文化キュレーター・武藤家長男

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