かちゃ料理とは何なのか?
掛茶(かちゃ)とは、掛川と普茶(ふちゃ)料理を組み合わせた造語です。
普茶の精神
普茶料理というと、大皿料理を分け合うスタイルや、
他の和食に比べて油脂を使った料理が多いという特徴が目をひきますが
普茶という言葉の意味は
『普く(あまねく)大衆と茶を供にする』
要は「肩肘張らずに、みんなで食事を楽しみましょうよ♪」ということ。
食事は楽しむもの、和むもの。
「会席料理だからといって、かしこまらずにみんなで楽しんで欲しい」
という願いが込められています。
掛川を愛するこころ
そして、掛川から一字もらったのは
「身土不二」の想いからです。
「身土不二」というのは、「身体(身)と環境(土)はバラバラではありませんよ(不二)」ということ。
環境と身体は密接な関係ですから、適切な取り入れ方をしなければ、身体は環境に適応することができません。
環境から適切に食べ物を取り入れるには、どうしたらよいのでしょうか。
人がその場の環境になじむには、その土地柄、その季節に合った食べ物をとることが大切です。
その季節に自然にとれるものを中心に食べれば、暮らしている場所の気候・風土に適応し、季節の変化についていくことができます。
食は体をつくるもの。
掛川を中心とした、静岡の季節の食材で、健康な食事を楽しんで欲しい。
そんな願いが込められています。
掛茶料理とは、
「静岡の旬の食材を、美味しく楽しく健康に楽しんでいただきたい」
という、私たちの願いをカタチにした料理なのです。